松本市は住宅耐震補強に力を入れていない事がわかった
南松本在住の某氏は6月30日の地震により被災され、瓦屋根に被害を受け、早急に修復を希望され、私が相談を受けました。
松本市でも要件に合う住宅の耐震補強工事に補助金が出るとのことでしたので、
このお宅は、要件である耐震診断を既に受けているので、
松本市建設部 建築指導課の担当者に相談に行ったところ、その対応は
「補助金申請をしていない事前着工は認められない」の一点張りで、
担当者によると松本市では申請後、OKの返答があるまで約1ヶ月掛かるとのことでした。
「補助金使って直したければ一ヶ月待て」と言うことです。
余震が心配な某氏はそこまでは待てないとのことで、7月11日には復旧工事を開始し、早々に工事は終了しました。
瓦葺きを鉄板葺きに変更したため、
通常ですと60万円という補助金の交付を受けられる案件でしたが、それも無く、
これではいったい何のための補助金なのでしょうか?
全国的にもニュースになった大地震にもかかわらず、
松本市の対応には非常に残念と言うほかありません。
もしかしたら、「施主も一月くらい待てばいいのに」と思う方もいるかもしれませんが、工事後すぐ地震があったそうで、瓦屋根の時とは安心感が違ったとの事でした。