メガソフト 「3DマイホームデザイナーPRO6」発売
前バージョンのPRO5を購入したのは2006年4月。
2年の間をおいて新バージョンPRO6が発売されたとのダイレクトメールがきました。
通常版とプレミアム版がありますが、プレミアム版は定価で92400円もします・・・
バージョンアップでも49770円。
だんだん高いソフトになってきました。
さて、ダイレクトメールの「バージョンアップポイント」を見ると、
最初に「高低差のある地形も作成可能」
とあります。
エーッ、これが一押し機能なの?!
その他にも新機能は多々あるようですが、メジャーバージョンアップらしからぬ内容でした。
PREMIUM版なら3D DXF出力が出来るようになったのは進化と言えるだろうが、それだけのために倍近い支出(通常版定価50400円)はご勘弁。
斜線制限のチェックも出来るようですが、前面道路の幅員が一定幅の設定しか出来なそうなので、本気でチェックしたいときは使えないでしょう。
PREMIUM版にはインターネットレンダリングソフトの「Optimage」なるものが付属し、高画質の出力が出来ると謳っていますが、そもそもCADと違い、精密なモデリングが出来ないソフトなのに、そこまでの機能が必要なのでしょうか?
インテリア嗜好診断、インテリアコーディネート診断、建築用語集などというオマケ機能はプロ向けとは思えない。こういうところでコストダウンを図って欲しい。
それより、「方位別プラン集1000」とか「広さ別プラン集2000」なんてのを付けて欲しい。
このくらいならユーザーから募ったらすぐ出来るだろうに。
「間取りから簡単に立体にできる」のがこのソフトの売りだろうに、
最近のメガソフトは向かってる方向がチト違うような感じがします。
以下、このシリーズに共通する感想というか、欠点あら探し。
このソフト当初からはレイヤーの概念がないのが使いにくい。
そのため、配置したパーツが何処の階層にあるか、分からなくなる。
真壁の建物は作りにくいというかムリ。(構造材表しの建物は無理そう)
屋根がフツーのモノしか出来ない。(越屋根や鬼瓦、垂木あらわし、など簡単に作りたい)
外観がサイディング、内装がクロス張りの大壁というプランしかない住宅会社、設計事務所にとっては強力なプレゼンツールになると思いますが、
うちでは、「間取りがある程度決まったらパースで外観を検討する」
程度しか使用していないので、今回のバージョンアップは見送りです。