諏訪市で和室の全面リフォームを行いました。
サッシも交換しましたが、サイズがひと回り小さくなるので壁も造ります。これに合わせて、外に面する壁を断熱リフォームしつつ、天井板も交換する事になりました。通常、上階がある部屋の天井に断熱材は入れないのですが、今回は建物が古いこともあり、張替えのついでに断熱材を入れました。
実は以前にもリフォームさせて頂いた建物で、その時に床に断熱材を入れてあり、これで床・壁・天井を断熱材でくるんだ事になります。
劣化していた既存の繊維壁も下地を施した上でビニールクロス貼りとしました。クロスとは言え、塗り壁調のデザインを選んで頂いたため、リフォーム前とあまり変わらない雰囲気になりました。
サッシが小さくなったとは言え、横桟も無くなったので以前と比べても圧迫感はありません。断熱性能もだいぶ上がりました。新設したサッシ左脇の壁には、本来なら長押が繋がった方が良いですが外部に面する壁なので、断熱・気密的に不利になるので設置しませんでした。新規部材は綺麗なまま、既存部材との色合わせも行わない事としました。
写真では分かりにくいですが、柱・長押などの木部は漂白して、若干ですが色が落ちました。ただし、背比べの記録が残っている柱はそのままです。
和室天井板の張替えはほとんどの建物の場合できません。天井板が基本的に新築(もしくは複数の部屋を大規模リフォーム等)でないと貼れないからなのですが、その場合は違った工事を提案しています。
写真では分かりませんが、サッシ交換には外壁工事も必要になります。
サッシは水平・垂直に取り付けたいのですが、建物自体がそうなっていない事がほとんどです。今回の場合、柱はほぼ真っ直ぐで助かりましたが、床の水平が悪い所がありました。ただし床が畳なのでそれほど気にならない結果となっています。
※畳替えは数年前に行ったので、今回はそのままです。
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長野県 下諏訪町 蒼々舎(そうそうしゃ)