肥料である窒素が流れ込むから、諏訪湖はきれいにならない、どこから流れてくるのかといえば、やはり高いほう、八ヶ岳山麓ということは想像がつきますが、具体的な数値を探してみました。
耕地に占める水田の割合 水田の面積
富士見町 61.2% 1,040 ha
原村 54.7% 640 ha
茅野市 60.5% 1,610 ha
諏訪市 67.9% 487 ha
下諏訪町 55.2% 37 ha
岡谷市 39.6% 111 ha
耕作地の6割近くが水田で、肥料分が水に溶け込み流れ出しやすいと考え、水田を取り上げました。
ただし、
特に富士見町の河川は山梨側に流れるものもあると思います。
水田面積では茅野市が突出しているのがわかりました。
やはり富士見・原・茅野をあわせるとかなり広い面積となりますので、この辺りで肥料を減らしてもらえると諏訪湖の浄化につながる事は間違いないでしょう。
他の地方なら、流れ出た栄養分は、河川→海となりますが、諏訪はほとんどが一旦諏訪湖へたまります。出口は天竜川だけです。
諏訪は寒冷地ゆえ、肥料を減らす事は即、収穫低下に繋がるのかも知れませんが、やはり下流域の事も考えてもらわねば、いつまでたっても今のままなのではないでしょうか。
データ出典:わがマチ・わがムラ-市町村の姿-