遊びに行った訳ではありません。
関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会(我々の通称:関ブロ)に出席しました。
これは毎年一回、各県持ち回りで数百人の建築士が集まるイベントです。
今回の会場は日光鬼怒川温泉。
3つの分科会に分かれます。
第1分科会は、各県代表者の地域実践活動の報告。
第2分科会は、2名の講師を招いた講演会。
第3分科会は、建築士同士の意見交換やワークショップでした。
私たちは第2分科会に参加。
はじめは日光東照宮禰宜の高藤春俊氏。
東照宮の歴史や神道のこと、東照宮の建物の事などの話を聞くことが出来ました。
高藤氏は大変巧みな話術をお持ちで、惹きつけられるモノがありました。
こういう方がいるからこそ、日光の観光客も増えるのでしょう。
東照宮に施されている彫刻はたくさんあるわけですが、
一回の旅行で見られるのはほんのわずかです。
だからリピーターも多いでしょう。
翻って、我が諏訪には諏訪大社があるわけですが、はたして諏訪大社にこのような話の出来る神主さんは居るのでしょうか?
次は、財団法人日光社寺文化保存会の原田正彦氏。
普段あまり表に出ることのない文化財の補修についての話でした。
初日のスケジュールが終わると、近年恒例の大懇親会(←一発で変換できません)です。
会場は鬼怒川温泉あさやホテル。
ワタシは会社員でないので、飲み会に縁がないので、こういう席はなるべく出席しているのですが、
いかんせん、大人数すぎて、とても懇親できません・・・
また、座席が都県別に分かれているため、知らない方と話すチャンスが少ないことと、アトラクションをやってくれますが、ステージから遠い席だとよく分からないと言った弊害があります。
写真は、プロバスケットボールチームのチアリーダーです。
ほかにもプロアイスホッケー選手も来てました。(背広ですが)
栃木はすごいです。
長野なんてようやくプロ野球リーグが始まりましたが、中南信地方の盛り上がりは無いに等しいし。
翌日は、日光東照宮を中心とした社寺の工事現場見学です。
二荒山神社の透し塀補修現場、輪王寺三仏堂補修現場、東照宮の東西回廊補修現場、でした。
工事中の写真は撮影禁止なのでありませんが、圧巻は最後に見た東照宮本殿付近の回廊で、
好き嫌いは別にして、豪華絢爛の東照宮ですが、細かいところも非常に華美でした。
今回、拝観はまったくしなかった訳ですが、文化財(世界遺産)の修復工事現場の見学というのは
貴重な体験でした。