長野県下のCATV事業者と民放の、キー局区域外再送信の協議が決裂したそうです。
テレビ信州の常務の言う事にゃ、現在の再送信は違法状態だそうな・・・
テレビほとんど見ない我が家なので、さして危機感もないのですが、
見るとしたら(特にニュース)やはりキー局を見ています。
しかし、テレビ東京が見られなくなるとしたらかなり痛いです。
テレ東が見られないLCVは解約してしまうと思います。いつまで見られるんだっけ・・・??
「御柱と諏訪湖花火大会のために契約している」なんて世帯もあるようですが、ウチではそんな悠長な事言ってられません。
コミュニティFMを立ち上げたLCVを応援したいのはヤマヤマなのですが・・・
CATVのキー局区域外再送信めぐり協議決裂
長野日報 2007-6-7 6:02
東京キー局の番組をケーブルテレビ(CATV)で同時放送する「区域外再送信」をめぐり、県内CATVと民放の協議が6日、県庁で行われた。地上デジタル放送の開始に伴い、CATV側が再送信の継続を求めたのに対し、民放側は視聴率への影響などから拒否し、協議は決裂。CATV側が総務大臣裁定を申請する可能性が強まった。裁定に持ち込まれれば、3月の大分県に次いで2例目となる。
区域外再送信は、東京キー局などの電波をCATVが受信し、再送信すること。難視聴地域の解消や情報格差の是正などが目的で、諏訪地域ではエルシーブイ(諏訪市)が1974年から実施している。CATV側は地上デジタル放送の再送信に向け、キー局に同意を求めたが、系列ローカル局が難色を示し、話し合いが続いていた。
この日の協議(非公開)は村井仁知事の仲裁で行われ、CATV側はテレビ松本ケーブルビジョン(松本市)とエルシーブイ、民放側は県内4社の幹部が出席した。関係者によると、CATV側は再送信への同意を改めて求め、有線テレビジョン放送法に基づき、同意しないことに正当な理由がないと主張。民放側は県内では既に4局が開局、キー局の再送信の必要性は薄れたとし、視聴率への影響や著作権の問題などから拒否する姿勢を崩さなかった。
結局、「論点整理を行っただけ」(出席者)で進展はなく、「次回の予定もない」とした。
終了後、テレビ松本の佐藤浩市社長(日本ケーブルテレビ連盟信越支部長)は「アナログで見られたものがデジタルで見られないのはおかしい。近く上京し、改めてキー局にお願いする」と説明。その上で、「話し合いは十分尽くされた。国の電波行政も絡み、長野だけで決まる問題ではない」とし、最終的に同意が得られない場合は2社が県内CATVを代表する形で大臣裁定を求めていく考えを示した。
一方、テレビ信州の笠井重光常務は、1999年にキー局がCATV各局に対し区域外再送信の見直しを求めた経過から「CATV側は既得権を主張するが、99年以降キー局は区域外再送信には同意しておらず、現在の再送信は違法状態。著作権の問題もある」との立場を強調した。