今朝の長野日報で、富士見町がパノラマスキー場のゲレンデ最上部にドイツスズランを植栽を勧めていることについて、町民2名が再考(というより撤回)を求める要望書を小林町長宛に提出したとの記事を見ました。
このご時世、なぜ外来植物を植えようと考えるのか、理解に苦しみます。
私は植物に詳しくないですが、外来植物が帰化植物となって在来種を脅かす話はいくつも聞いて聞きました。でも人間の力ではどうしようもないとも思っています。
ドイツスズランの繁殖力も分かりませんが、
提案者の方のおっしゃるように、富士見町の町花はスズランだし、「すずらんの里駅」だってあるし・・・
すずらんと付けば何でもいいというものでは無い。
記事中、小林町長の議会における一般質問に対する答弁では、「ゲレンデは入笠山本来の自然の場所ではない。スキー場の利益を上げることが重要」とあり、がっかりしました。
スキー場なんてバブルの負の遺産ではないですか。
いっそスキー場なんかやめるか縮小して「入笠山本来の自然」に戻した方が、いいんじゃないでしょうか。
スキー場を元の山に戻した例は少ないはずなので、全国的な注目度もあがると思うんだけどな。
でも結局のところ植えられてしまうのでしょう。
富士見に限ったことではないですが、こういった問題が広く知られるようになるのは、こうやって新聞に載る頃ですが、その時には「すでに各所の合意を取り付けている」なんて事になっていることがほとんど。
岡谷の病院問題然り、諏訪ナンバープレート然り。
アレチウリは駆除に躍起になっているけど、キレイなものなら何でもいいという、辰野の養殖ホタルみたいな問題です。