諏訪の林業関係団体の研修会に同行しました。
行き先は岐阜県中津川市加子母(旧加子母村)、加子母森林組合モクモクセンターです。檜造りの建物でお話を伺いました。
加子母森林組合では以前は木材の産出だけだったものが、近年は流通や販売にも力を入れているとの事です。
主な樹種は檜と杉のようですが、この辺が唐松が主の諏訪と違うところで羨ましい限りです。小径(8~10cm)の間伐材も杭などに加工し、果てはおがくずまで燃料として有効に利用されていました。もちろん販売も行っています。
後継者の育成にも力を入れていて、その計画的な内容は「企業」としてもすばらしい取り組みです。
加子母森林組合のそばを流れる付知川は、ものすごく綺麗な川で、諏訪湖を見慣れている我々は驚き、羨ましく感じました。釣りも出来るようで、また今度訪れたい所の一つになりました。
加子母は、中央道中津川インターチェンジから下呂温泉へ向かう途中で、諏訪からは3時間もあれば到着します。
モクモクセンターでは地場産材を使用した実用品を販売しています。
中には丸太の切りっぱなしなどの手のかかっていない物もありますが、都会の人には受け入れられそうです。何より全体的に価格設定が安価だと感じました。
モクモクセンターをはじめとする、加子母森林組合の施設内では薪ストーブで暖を取っています。ストーブはノーマルなものですが、燃料はおがくずを圧縮したものを使っていました。
11kgで¥500円との事で、火持ちも良さそうです。
長野県ではペレットストーブを推奨していますが、個人的には手間がかかりすぎているように感じていたので、加子母森林組合の取り組みは面白く感じました。
他にも普通は捨ててしまう檜の葉を集め洗剤に加工するなどの話も紹介され、
大変有意義な研修となりました。