下諏訪町は今年度から国補助事業の「街なみ環境整備事業」を、諏訪大社下社秋宮周辺の旧中山道沿線地域で始める。
住民の意見を基にして景観整備のまちづくりを進める内容。町は地元住民を対象にした説明会を三十日午後七時から秋宮参集殿で開く。
長野日報 2005-6-29
町が対象地域としているのは大社通、立町、横町木の下、湯田町の約七ヘクタール。このエリアから住民の意見を聞きながら実施地域を決めた上で、整備方針や事業計画を立て、整備実施に移る。
町によると、計画が承認されれば、道路の美装化や側溝のグレードアップ、ミニ公園整備、電線地中化などの地区施設整備のほか、個人住宅の門や塀の移設、住宅の修景などに、事業費の二分の一―三分の一が国から補助される。
基本スケジュールは、今年度に計画概要を盛った整備方針を策定し、来年度に具体的な内容で肉付けした事業計画を策定後、これに基づき二〇〇七年度から十年間での整備実施―だが、町は住民の意見を取り入れながら日程を固めていく。
町によると、県内では長野市や松本市、須坂市などが同事業を取り入れた取り組みをしている。諏訪地方では初めての実施だという。