たたみのいえ 完成
たたみのいえ が完成し、引渡を終えました。工事中の様子
予算との かねあいもありましたが、蒼々舎の 考え方を 具現化した建物です。
内外装の主な木部は 秋田杉です。
長野県では「県産材を 使え」と言いますが、真っ向から 否定しているかのようです・・・
こういう場合、県産材で 多いのは カラマツ だと思いますが、いろいろ理由があって、私は使いたくないのです。
また、長野県には 県産材利用者には補助金がありますが、一度に 結構な量を 使わないと もらえないし、手続きも面倒です。どうせなら 国産材利用時にも 補助金があったって良いと思います。
2階部分の 外装は ガルバリウム鋼板 サイディング。窯業系のサイディング は使いたくない主義です。
2階の 12畳間は 将来、子供達が成長し、6畳ごとに 区切ることも できるよう 設計してあります。
数年後、パーティションを製作しました。
緑の丸い 置き畳が よい アクセントに なっています。
勉強?するところ。個別の部屋には 机を置かない ことにしました。
椅子は 蒼々舎からの 新築祝い プレゼントです。
これがまた 結構良いお値段でした・・(-_-;)
1階の 洗面脱衣室。
1階の トイレ。やはり男性の 居る 世帯には、小便器が あったほうが 良いです。
右奥には 手洗いがあります。
八畳の 和室 客間は 床の間も畳です。床の間の 黒い幕板は 建て替え前の建物を 解体するときに 綺麗に外して 取っておいた 黒檀。多少の 傷もありますが、ご先祖様からの 歴史をつなぐ 証です。
天井は竿縁天井で 秋田杉、障子は土佐桧 を使用しています。
玄関を 入るとすぐ 畳が 敷いてあります。玄関天井を 見上げると・・・それは実際に現地で 見て 下さい。
玄関収納。天板 上部には 畳が 敷き込んであります。
この 古い箪笥は 別途 リフォーム しました。設計するときから ここに置かせて もらおうと思っていたら、施主も同じ考えでした。
寝室。箪笥置き場は 板敷きです。
和室だから 障子、というわけでもありません。
たたみのいえ には全部で 約25畳分 のタタミが 使われています。
人が 出入りする 開口部は すべて引戸で、ドアはありません。
暖房は 灯油が メイン、キッチンは ステンレスシンクに ガスレンジです。ちなみに、太陽光発電、オール電化、エコキュート、エコウィル、エコジョーズ、IHクッキング・ヒーターなどなど、流行の 設備は 何一つ設置して ありません。
補助金が あるような設備は、補助金が 無くなった頃 導入した方が 良い と考えます。
工期 約1年(計画開始から 約2年、休日 含まず)
費用には、設計費用、確認申請 費用、カーテン、照明器具、給排水配管 などなど、すべて 入っています。つまり、すぐに住むことが出来る 金額 です。
入っていないのは 融資に 関わる費用、登記費用、造成費用 などです。
https://www.sososha.jp/building/post-59
建物相談や見積り依頼は、お気軽に
見積り提示後、金額が折り合わずにお断りの場合でも、ご遠慮なくお申し付け下さい。その場合でも、後からしつこい訪問セールス等は致しません。
打ち合わせから工事計画、設計・図面化し、工事まで1人で担当しています。
長野県 下諏訪町 蒼々舎(そうそうしゃ)