2021年11月3日に、長野県建築士会諏訪支部の仲間と、旧中山道から”塩尻へ向かう近道”である、下諏訪町の諏訪大社春宮から東山田の熊野神社、岡谷市の中屋公民館、鎮神社、常福寺を経て、出早雄小萩神社へと、普段なら車で数分の行程を、地元の人に解説してもらいながら3時間ほど掛けて歩きました。 道中の辻では石碑の解説があったり、よく通る場所の割に全然知らない事だらけで面白い遠足となりました。
下諏訪町の東山田にある熊野神社 は、春宮を建てた大隅流の宮大工、柴宮(伊藤)長左衛門が春宮の前年に建てたもので、言わば春宮のプロトタイプ。現在は鞘堂に覆われています。
岡谷市の 中屋区公民館は現在でも中屋区民のために使われています。現在の役員さんが案内して下さいました。西側の玄関部分は岡谷市内にあった医院の移築、東側の講堂は移築と同時に行われた新築との事です。2階和室の欄間がたいへん趣があります。
区民の心情としては建て替えたいのでしょうが、我々のような部外者には大変魅力的な建物です・・・以前は映画の撮影候補にもなった事があるとか。
岡谷市の鎮神社は、葛飾北斎の『富嶽三十六景〔信州諏訪湖〕』の構図ではないかと言われているそうです。ヘビの彫られた小さな石碑があります。
常福寺は今では珍しい茅葺きの本堂。2013年8月頃からしばらく時間をかけて、一部を葺き替えていました。
道のり
春宮駐車場を13時30分に出発し16時30分頃、出早に到着しました。トイレは春宮駐車場、目切公園、出早公園にあります。